「目に見えないお金」を使う時代

娘が高校生になり、スマホを持つようになりました。なんでも最近は部活の連絡もすべて「ライン」でしているという事らしいのです。高校を出るまでは「ガラケー」と決めていのですが、自分一人だけのために部長がわざわざメールを打たなければならないというような状況になっていると聞き、人に迷惑をかけるのもどうかと思い、しかたなく「スマホ」に変えました。

ところがある月から娘使っているスマホの使用料金が跳ね上がったことがありました。妻がそれに気づいて問いただしてみたところ、「吹奏楽」をしている娘はスマホで吹奏楽のページを何度も見て、それを聞いて練習をしたり、自分の好きな音楽を聴いていたりしていたそうです。どうやら、我が家にあるコンピューターと同じような感覚で使ってしまっていたために、やたらと通話料が増えてしまいびっくりするような値段の月が出てきました。

娘が言うには、コンピューターと同じ仕組みなので、特にそんなにお金がかかるとは全然思ってもみなかったという事でした。

「もし横に、ゲーム機と同じように硬貨を入れる口がついていて、そこにお金を入れないと画像が見られないとしたら自分ならどうした?」

と聞くと、

「お金をそんなに入れはしなかったと思う」

と答えていました。

結局、今の世の中は通話料金をはじめとしてクレジットのように「目に見えないお金を使う時代」になっているのだと思いました。だからこそ、何も知らなければ幾らでもお金を使ってしまうことになるのだろう、その結果が今回の我が家の事件につながっていたのだと思いました。

お金が目に見えていたら「減って来たから少し抑えよう」とか「今は余裕がある」とか考えやすいのですが、「見えないお金」を想像して使うというのはなかなか高度なことだと思います。便利ではあるけれども難しい世の中になったものだと思いました。